2018年06月14日

昭和の名工、田村兄弟のギター。廣(ひろし)編。

こんにちは。高槻ムジカギター教室講師の樋口昌紀です。今夜は十三で会議です。
 さて、今回はマニアックな特集。高知県の名工、昭和の名工、田村のギターについて。1960年代から1980年くらいまでのギターをよく目にします。田村廣さんがお兄さんで、P30とかpシリーズをよく見ます。横、裏板は合板のものが多く結構な量を作っていたのではないかと推測されます。生徒さんで「おじいちゃんのギターなんですけど、、」って、P30でした。1969年製です。1969年、ちょっと調べました。流行語は「オヨビでない」「はっぱふみふみ」とかです。米国はウッドストックフェスティバルの年です。ボブ・ディランはナッシュビル・スカイラインです。その当時、今から50年前の¥30,000のギターという事です。河合楽器の給料は¥30,000だったとの事。(母談)ちなみに家賃は¥10,000。だから牛乳屋でパートしてたらしい。
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スプルース単板(杉が多いので珍しい)とローズウッド。弦長665mm、黒檀指板。
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もし、見つけたら大事にしたいギターですね。もう手に入らないでしょう。
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ヘッドもビシッと鋭角でカッコいい。驚くのはその製作技術。50年経っても何処も変形してない。ネックもまっすぐ。この人たちってスペインに修行とか行ってるんですかね。なんか修行に行かずに出来てしまってる感アリ。「木工なら俺たち日本人に任せとけ。」的な職人魂を感じます。この田村廣ギター今まで何本も見てきましたが1968〜1973年あたりが一番いいと思います。弦長が長くて、ドイツ式ジョイントで、よく歌うギター。クラシックギターの古い録音の音がします。P100とかも見ましたがハカランダになっているだけで、あんまり変わらない印象。しかも合板。P30で十分じゃないかなと思ってしまいます。80年代に入ると650mmとかになってます。周りに言われたんでしょうかね。「もうそんなデカいギター売れないよ。セゴビアなんか古いよ。」とか。でもギターラ・タムラの魅力はなくなってしまっているように思います。
スプルースなので少し繊細でおとなしめの音に感じます。杉のモデルはそれはそれは、豪快に朗々と鳴ります。

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posted by 樋口昌紀 at 14:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ギター教室・指導
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